近年、人口減少と高齢化の進行、公共交通サービスの縮小、地域経済の衰退などにより買い物に困難さを抱える方が増えています。
また、経済的困窮の広がりにより、日々の食事に困る世帯もあります。
養父市社会福祉協議会では、令和6年10月1日より、農林水産省の「食品アクセス緊急対策事業」の補助を受け、買物困難者、経済的に困窮している方への円滑な食品アクセスの確保について対策を考えていきます。
事業の内容
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協議会の設置
養父市全エリアを対象に「食品アクセス確保のための地域協議会」を設置
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関係者間の調整役の配置
上記協議会の運営に、職員1名をコーディネーターとして配置
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地域における食品アクセスの現状・課題の調査
経済的理由により食品にアクセスできない方の実情等に関する調査
食品事業者などの食品ロス状況等に関する調査
3年間の目指す姿・目標
時期 | 令和6(2024)年度 | 令和7(2025)年度 | 令和8(2026)年度 |
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到達目標 |
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食品アクセス確保のための地域協議会
第1回目となる「食品アクセス確保のための地域協議会」を令和7(2025)年2月21日に開催しました。
行政、地域社会、企業が連携して、地域住民のすべてが食品への安定的なアクセスを確保できる社会を実現できるよう取り組んでまいります。
会長挨拶

高齢化や過疎化が進行する中、地理的要因や経済的要因で十分な食料を入手出来ない買い物困難者が増えています。
誰もが健康で豊かな食生活が送れるよう、多様な食料の提供体制、および食品アクセス確保に関して地域の課題を調査し、取り組みを推進する体制を強固したいと考えています。
皆様に理解と関心を持っていただき、協力願いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
食品アクセス確保のための地域協議会
会長 岸本 計二
第1回地域協議会の様子
「食料の確保ができる」が
ゴールではなく、
その先にある
「食品アクセスを通じた
ひとりひとりの幸せ」を
ゴールに!!
地域協議会活動報告
地域における食品アクセスの現状・課題の調査
地域住民ワークショップ
(令和6年度 第2回地区福祉委員会)
実施期間 | 令和7年3月4日~3月24日 |
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開催場所 | 市内19地区(旧小学校区) |
テーマ | 地域の「買い物問題」について考えよう |
内容 |
あなたの区に買い物に困っている人はいますか 買い物対策として、取り組めること、あればいいなと思うことは |
■ 主な意見
- 自分で買い物に行けなくても、今は隣近所の人に連れて行ってもらっている
- 今は自分で何でもできるが、今後のことを考えると少し心配
- 「やぶくる」はいい制度ではあるが、支援が必要な人に十分に周知されていないかもしれない
- 今はスマホを使ってほしい物が購入できる。高齢者向けにスマホの使い方の講習をして、買い物支援につなげる
- 移動販売車の販売ルートとして区内に誘致することはできるのか
- 大谷校区協議会が取り組んでいる生活支援の取りみの「お助け隊」で買い物支援はできないのか
企業との連携によるフードバンクの取り組み
生活協同組合コープこうべ
注文間違いなどでやむなく返品となった商品の一部を生活困窮者に提供する事業です。
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令和元年7月に事業が始まりました。(開始式) -
毎回たくさんの食品を提供いただいています
ファミリーマート
株式会社ファミリーマートと養父市社会福祉協議会は、食事に困っている方への支援や、家庭の食品ロス削減のため「ファミマフードドライブ」を令和6年10月1日より市内の2店舗(ファミリーマート八鹿店・ファミリーマート八鹿高柳店)で開始しました。
集められた食品は生活に困窮し支援が必要なご家庭やこどもたちにお届けします。
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ファミリーマート各店舗に専用のコンテナが設置してありますので、そちらへお入れください。
■ ファミマフードドライブの流れ
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家庭にあるもったいない食品をファミリーマート店舗で受付
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社協を通して回収した食品を支援が必要な方へお渡し
■ 受付可能な食品
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未開封で破損していないもの
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賞味期限まで2ヵ月以上あるもの
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常温保存のもの
■ 受付可能な食品の例
缶詰、乾物、乾麵(パスタなど)、インスタント、レトルト食品、嗜好品(お茶、コーヒーなど)、飲料(アルコール類は除く)、調味料など
※開封済み食品や賞味期限が短いもの、賞味期限表示が無いものは受付不可です。
ご協力よろしくお願いします。